多文化交流科目

留学生と日本人学生がともに日本語で学ぶ協働学習の授業です。変化の激しい現代社会を生き抜くには、基礎的・専門的な知識を身につけるだけでなく、それらを活用し応用する能力が必要です。また、グローバル化の進む現在、様々な背景や文化を持つ人々と円滑にコミュニケーションをとるスキルが求められています。そのためには、異文化に対する理解や協調性・柔軟性が不可欠です。さらに、積極的に時代を切り拓くリーダーには、主体性や責任感、困難に直面した際の問題解決能力やチームワークカなども必要です。多文化交流科目は、日本人学生・留学生の混成クラスにより、意図的に「多様な背景を持った人々が集う環境」を創出し、受講者のみなさんに、現代社会で必要とされるスキルを育成する機会を提供するものです。みなさんも一緒に授業を受けてみませんか?

多文化交流科目の制度設計

・日本人学生と留学生がともに日本語で学ぶ問題解決型・プロジェクト型の授業です。
・少人数授業で、コミュニケーションカ 、異文化理解力、チームで活動するスキル等の向上が図れます。

「多文化交流科目」は、一定数の留学生と日本人学生が一つの教室で授業を受けるという状況を前提としているため、下記の形態で提供しています。

日本人学生は、全学教育科目・一般教育演習(フレッシュマンセミナー)に位置づけられる「多文化交流科目」を履修します。一方、留学生は、国際教育研究部が提供する日本語コースの中に位置付けられる「多文化交流科目」を履修します。
この留学生向け「多文化交流科目」は、日本語科目に位置づけられているものの、日本語そのものの能力の向上を目的とした科目ではありません。しかし、授業内で日本語母語話者と協働する上では一定程度の日本語力が求められるため、国際教育研究部が実施する事前のプレースメントテストの受験により、その判定を行っています。
日本人学生・留学生それぞれの受講者数は、各授業担当者が決めるため、授業によってちがいます。ただし、基本的には、日本人学生対留学生の比率が一対一になるように計画されています。一般的には、一般教育演習の上限人数23名を考慮し、10名・10名で構成されます。

多文化交流科目で育成を目指すスキル

多文化交流科目は大きく、「課題を認識する」「ともに考える」「解決に向け実行する」の三つの科目群に分けることができます。各科目群では、次のようなスキルの育成を目指しています。留学生にとっては、これらのスキルのほかに、日本語力が加わります。
①課題を認識する
 ・分析力 ・情報収集力 ・多様性への気づき ・異文化理解 ・課題発見
②ともに考える
 ・ファシリテーション ・説得力 ・論理的思考力 ・デイスカッション ・コミュニケーション力
③解決に向け実行する
 ・チームワーク ・リーダーシップ ・交渉力 ・情報活用力
もちろん、これらの区分に従い示される「スキル」は横断的なものであり、特定の授業で特定のスキルのみの育成を目指すものではありません。

実施要領

高等教育推進機構 国際教育研究部では「多文化交流科目」を以下の要領で実施します。

(1) 目的

このコースは、日本人学生と外国人留学生が、あるテーマについてともに考えてともに話し合うことで、互いにことばへの理解を深め、大学で学ぶためのアカデミックスキルを高めていく「協働学習クラス」です。この授業は、日本語の学習を目的とはせず、日本人学生と外国人留学生による共同作業が中心になります。そのため、受講生にはクラス活動へのより積極的で主体的な参加が求められます。

(2) 科目・時間割

今年度の多文化交流科目リーフレットをご覧ください。
外国人留学生の場合、プレースメントテストの結果、希望の科目を受講できないことがあります。

(3) 開講期間

全学教育部のアカデミックカレンダーに沿って行われます。

(4) 教室

授業は、学生交流ステーション(北15条西8丁目)で行われます。ただし、一部の授業はキャンパスの別の建物(高等教育推進機構等)で行われます。教室はコース開始時に指示します。

(5) 受講資格

日本人学生は、全学教育科目「一般教育演習」として受講することができます。新渡戸カレッジ生優先の抽選科目となっています。 外国人留学生は以下の2点の条件を満たす者となります。
(1)本学に在籍する「外国人留学生」(留学ビザを持つ「研究生」「大学院生」「特別聴講学生」「特別研 究学生」)あるいは、「外国人教員」「外国人研究員」であること。「聴講学生」「科目等履修生」は多文 化交流科目を受講できません。「学部留学生」は「一般教育演習(多文化交流科目)」として受講する ことができます。
(2)「多文化交流科目」を受講する上で必要な日本語能力を有していること。

(6) 定員

各クラスの定員を約20名としています。内訳は、原則として留学生10名、日本人学生10名を予定しています。定員を超えた場合の対応は、授業担当者が初回の授業で指示します。

(7) 受講申し込み

日本人学生は、全学教育部の履修登録日程にしたがって抽選科目の申込をしてください。
外国人留学生は、「日本語コース受講申し込みフォーム」から申し込んでください。申し込み期間と方法については、「一般日本語コース」のページでご確認ください。

(8) (外国人留学生のみ)プレースメントテスト

はじめて「多文化交流科目」を受講する外国人留学生は、オンライン申し込みとともにプレースメントテストの受験が必要です。ただし、すでに多文化交流科目を受講したことがあるか、または希望する多文化交流科目が要求する日本語レベル以上の、北大で開講する日本語科目を修了した学生は、オンライン申し込みだけで大丈夫です。プレースメントテスト期間と方法については、「一般日本語コース」のページでご確認ください。

注意
(1)このテストは受験者の日本語力を測定するものです。不正行為をして、
 実力以上のクラスに配置され、結果的に不合格になる場合もあります。
(2)プレースメントテストが不要な場合でも、オンライン申し込みは必要です。
 申込みをしないと受講できません。

(9) (外国人留学生のみ)受講可否の通知

受講クラス、時間、教室については、別途メールで連絡します。

注意
(1)最終的なクラス配置は、過去の受講歴かプレースメントテストの成績によって決定します。
 必ずしも希望したクラスに配置されるわけではありません。「専門の授業と重なった」、
 あるいは「他の日本語クラスと重なった」等の理由で配置されたクラスを変更することはできません。
(2)各クラスの合格基準は、原則として出席70%以上、最終成績60%以上が必要です。

(10) 問い合わせ先

E-mail: japanese_courses“AT”oia.hokudai.ac.jp
※メール送信の際はアドレスの“AT”を@に置き換えてください。